iPhone 8 や Apple TV 4K、Apple Watch Series 3 などが発売開始される中、比較的静かに新しいmacOSである High SIerra 10.13 が9月26日にリリースされました。
macOS High Sierra 10.13
今回もこれまで同様に Mac App Store にて無償で配布され、2009年以降の全てのMacにインストールすることができます。
新機能
既にいろいろなサイトで網羅されているので、機能の紹介は割愛しますが、一点気になる機能として「フラッシュストレージに対応したAPFS」に個人的に注目しています。
このフラッシュストレージ対応のAPFSは、一言でいうとストレージに対する処理スピードが早くなるという点です。
自分自身も実はまだアップデートはしていません。しかし、ストレージへのアクセススピード向上は、これまでの経験上からCPUのクロックアップなどと比較すると、コンピュータ使用時の体感スピードがかなり向上します。
まだ、小容量のHDDが主流だった頃などは、シークタイムやディスクの回転速度が上がっただけで、実際にコンピュータ全体の使用感がかなり上がりました。特に最近は最新のCPUやクロップが向上しただけでは数値上でしか処理速度が上がったことを感じることができません。体感的にはほとんど何も変わらないと思っている方も多いのではないかと思います。
実際、フラッシュストレージに変わってからは、フラッシュストレージ自体のアクセススピードが上がると(速いSSD)、結構体感スピードも上がったと感じることができます。
今回はファイルシステム自体がフラッシュストレージ向けにも対応したということなので、それなりに体感をすることができるのではないかと期待してます。
ただ、メジャーバージョンアップは潜在バグもあるので、今慌ててアップデートはしませんが、10.13.2あたりがリリースされて落ち着いた段階で導入をしたいと思います。それまでは我慢ですね。
ちなみに、「Fusion Drive」や「ハードディスク」には対応していません。また、ファイルシステムを変更してしまうと、そのドライブは High Sierra 以降でしかマウントが出来なくなるようなので、複数のmacを使われている方は注意が必要です。