先日入手した「Voigtlander NOKTON Classic 40 mm f1.4 MC」ですが、早速近場で試し撮りをしてきました。
撮影場所
鎌倉の段葛(弐の鳥居)から鶴岡八幡宮まで小一時間ですが、徒歩でぶらぶらしながら撮ってみました。
鶴岡八幡宮
ちょうど9月14日から16日の例大祭へ向けて準備が出来つつある状態でした。午前11時頃から小一時間うろうろとしましたが、戻る際には晴天に恵まれたのもあり人出はかなり多くなってきていました。鶴岡八幡宮で写真を撮る際には午前中の出来るだけ早い時間に訪れた方が、人出も少なく落ち着いて撮影が出来ると思います。午前11時頃は人出もそれなりに増えてきていたので、撮影対象によっては「撮りにくいな」と思う場面もありました。ちなみに16日には例大祭では非常に人気の高い「流鏑馬神事」が行われます。昔の武士の装束を纏った射手が、馬に乗って走りながら的を射抜いていくという神事ということです。この時はかなりの人出が予想されるので、流鏑馬を撮影される方はなるべく早く場所取りが必要かと思われます。
撮影結果
撮った後に気付きましたが、Mマウントレンズなので電子接点が無いため撮影時のf値が記録されません。すっかり忘れていたので、記載のf値はおぼろげな記憶からです。大体あっているような気がしていますが・・・。また、RAWで撮ってJPEG出力していますが、基本的にパラメータはいじっていません。
実際に使ってみて
マニュアルレンズを使うのは初めてではないですが、Mマウントは初めて使いました。Voigtlanderは以前より使ってみたいなとは思っていましたが、目も悪くなってきましたし(iPhoneのせい?)、AFレンズもあるのにMFレンズを買っても使わないんじゃないかなと。実際に使ってみると動き物でなければα7IIのEVF上でフォーカスピーキングやで拡大を使って意外と容易にフォーカスをあわせることができました。このレンズの場合、レンズ自体が小さいためフォーカスリングではなくレバーが付いているのですが、慣れれば使いやすいと思います。
撮影結果については、晴天かつf1.4の大口径レンズでシャッタースピードは十二分に稼げていたのでブレは無いと思っていましたが、人を避けながらさくさく撮っているせいか若干ブレ気味です。が、絞りを開ければふんわりと、絞ればしっかり(今回はあまり絞ってないですが・・・)、周辺減光なども昔の銀塩写真を思い出すような写りや雰囲気が撮れているのではないかと思います。よく使っているSEL55f18Z等とは趣の違うクラシカルな雰囲気が印象的です。ぼけは若干煩い感じがしますがこれもレンズの味の1つと言うことだと思います。
また、今回初めて40mmという画角を使ってみましたが、広すぎず、狭すぎず丁度広さだなと感じました。動きの予測が難しい子供や動体を撮るのはかなり難しいですが、ぶらぶら歩きながらふと立ち止まって、さっと撮るには丁度良い、かつ趣をもった良いレンズだなと、お散歩レンズ必携アイテムになりそうです。